WordPressで404エラーをリダイレクトする方法

WordPressサイトを運営していると、404エラー（ページが見つかりません）に遭遇することがあります。URLを変更したり、ページを削除したりした際に発生するこのエラーは、訪問者の離脱やSEO評価の低下につながる可能性があります。

本記事では、404エラーページを適切なページにリダイレクトする2つの方法を詳しく解説します。

方法1：特定の404ページをリダイレクトする【Redirectionプラグイン】

特定のURLだけをリダイレクトしたい場合は、Redirectionプラグインが最適です。

個別リダイレクトの設定方法

1. 「ツール」→「Redirection」→「転送ルール」タブを開く
2. 「ソースURL」に転送元URL（例：/old-page）を入力
3. 「ターゲットURL」に転送先URL（例：https://example.com/new-page）を入力
4. 「転送ルールを追加」をクリック

使用例

ソースURL: /
ターゲットURL: https://example.com/new-top-page

方法2：すべての404ページをリダイレクトする【All 404 Redirect to Homepage】

すべての404エラーを一括で特定のページ（ホームページなど）にリダイレクトしたい場合は、All 404 Redirect to Homepageプラグインがシンプルで便利です。

All 404 Redirect to Homepageの特徴

• 設定が非常にシンプル
• すべての404エラーを一括管理
• 有効化するだけで基本機能が動作
• リダイレクト先を自由に指定可能

設定手順

プラグインをインストール・有効化後、「設定」→「All 404 Redirect to HP」から設定を行います。

リダイレクト設定

1. 404 Redirection Status：「有効（Enabled）」を選択
2. Redirect all 404 pages to：リダイレクト先のURLを入力
   • 例：ホームページ（https://example.com/）
   • 例：特定のページ（https://example.com/error-page/）
3. Select Redirect Type：「301 Permanent Redirect」を選択（SEO推奨）
4. Prevent logging media links：「はい」を選択（データベース負荷軽減のため推奨）
5. 「Update Options」をクリックして保存

設定例

404 Redirection Status: 有効
Redirect all 404 pages to: https://example.com/
Select Redirect Type: 301 Permanent Redirect
Prevent logging media links: はい

まとめ

404エラーのリダイレクト設定は、訪問者のユーザー体験を向上させ、SEO対策にも効果的です。

• 個別のURLをリダイレクト：Redirectionプラグイン
• すべての404を一括リダイレクト：All 404 Redirect to Homepageプラグイン
• 両方必要な場合：2つのプラグインを併用

適切な404対策で、訪問者にとって快適なサイトを作りましょう！