HTTPS化失敗時の対応

HTTPS化失敗時の対応方法

WordPressサイトのHTTPS化(SSL化)に失敗して、管理画面にアクセスできなくなった場合の対処法をご紹介します。

今回の失敗原因は、サーバー側でSSL証明書の設定が完了する前に WordPress管理画面で先にURLをhttps://に変更してしまったことです。サイトに入れずWordPress管理画面での再変更ができなくなって困った後の対応を備忘録として残します。

緊急対応:HTTP接続を復旧する

まず、サイトにアクセスできるようにするため、wp-config.phpファイルを編集します。

wp-config.phpの先頭に以下を追記:

define('WP_HOME','http://〇〇.jp');
define('WP_SITEURL','http://〇〇.jp');
※　〇〇.jpは実際のURL

この設定により、一時的にhttp://でのアクセスが可能になります。

管理画面での再設定

HTTP接続が復旧したら、以下の手順で設定を整えます。

1. WordPress管理画面にログイン
2. 設定 > 一般から、URLの設定を元に戻す
3. 設定 > パーマリンク設定を開き、変更せずに「変更を保存」をクリック

これらの操作を行うことで、SSL設定が正常に進むようになります。

正規の手順:HTTPS化を完了させる

SSL設定を正しく完了させるための手順は以下の通りです。

1. サーバー側でSSL証明書を設定

レンタルサーバーの管理画面で、無料SSL設定を完了させます。

2. .htaccessファイルを編集

無料SSL設定が完了したら、.htaccessファイルに以下のコードを追記します。

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

このコードにより、HTTPアクセスを自動的にHTTPSへリダイレクトします。

3. WordPress側の設定を変更

• 設定 > 一般で、WordPressアドレスとサイトアドレスをhttps://に変更
• 設定を保存して完了

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この手順でHTTPS化を安全に完了できます。作業前は必ずバックアップを取ることをおすすめします。